発行:統括技術センター広報担当 松浦
こんにちは! 統括技術センター広報担当の松浦です!
昨日、我が家の周りでは稲光によって夜空がしきりに照らされていました。
犬と散歩中だったので、思わず愛犬に「見て!」と指差して言ったのですが、彼は地面のにおいに夢中でした。
皆さんは、普段、空と地面どちらを見ることが多いですか?
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今回は、名大分析・物質技術支援室の中野さんに担当業務について尋ねました。
現在入職2年目の中野さんは、名大農学部に設置されている液体やガスを用いた質量分析装置での測定や装置の維持管理がメイン業務となるよう修行中です。
その他にも、一部の電子顕微鏡のユーザー対応やNMRの液体窒素充填などにも従事していらっしゃいます。
過去の経験では顕微鏡を使用することが多かったそうで、「質量分析の奥深さにはまだまだ頭を悩ませることがたくさんある」と話してくださいました。
「質量分析」と一言で言っても、
分析する際に用いるイオン化法・イオン源の温度・カラムの種類・試料導入方法などの選択次第で、分析の道筋(測定条件)は何通りも存在し得ます。
さらに、試料の特性を見極め適切な測定条件を用いらなければ、装置は【明確に測定結果をよこさない】ということも起きるようです。
中野さんは測定がうまくいかないと「なんで!?」と、つい声をあげつつ、先輩技術職員に相談しながら
何が良くなかったのか・何が適切な条件なのかを見つける作業を行います。
また、測定がうまくいったとしても今度は測定結果の解析が待っています。
質量分析の解析では測定結果のグラフと化学知識を頼りに
試料に分子レベルでどういった現象が起きているのかを考えなければいけない点が、中野さんが頭を悩ます理由の一つだそうです。
今は「難しいです」と話す中野さんの、質量分析装置を使いこなす未来が楽しみです!
私は化学はからきしなので、まず構造式をかけるだけですごい!と思いながらお話を聞いていましたよ。
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統括技術センターWEBサイトでは、技術職員の皆さんの日々のご活躍を紹介しております。
ユーザーズボイス(ショートインタビュー)で、岐阜大学の先生にインタビューしました!ぜひご覧ください!
ユーザーズボイス(ショートインタビュー/リモート業務環境の構築)
https://www.tech.thers.ac.jp/users_voice6_20250708/
さて、次回はどんな空模様を共有できるでしょうか?
お楽しみに♪