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業務内容

情報通信技術支援室

大学の情報基盤・情報発信を支えています

情報基盤技術グループ

情報連携統括本部において全国共同利用施設として多様で大規模な計算機利用研究に対する技術支援と大学の研究、教育等の各種情報基盤サービス業務を行っています。名古屋大学キャンパス情報ネットワーク(NICE)など大学全体の情報基盤サービスの構築・運用や東海地区拠点である学術情報ネットワーク(SINET)の運用に対する技術支援を行っています。

情報教育支援技術グループ

情報科学研究科、情報学部、生命農学研究科・農学部、全学技術センターなどの各種サーバ、ホームページの管理・運用、情報機器の整備・保守や情報に関する実習教育の支援などの業務を行っています。ネットワーク関連ソフトウエアの開発に加え情報教育の実習、eラーニングプロジェクトの実施、講習会のビデオ撮影などを支援しています。コンピュータシステム構築の支援、パソコンと周辺機器の設置・設定、ネットワークトラブルなどの相談・対処方法の提案も行っています。

情報システム管理技術グループ、情報システム構築技術グループ

工学研究科及び所属専攻、環境学研究科、関連研究所などで運用されているWeb、メール、DNS等のサーバ管理・運用やホームページの作成・管理、Webアプリケーション開発等の業務を通し、研究・教育の技術支援を行っています。

受諾可能な業務

  • 各種サーバの維持・管理業務
    • DNS、メール、Webサーバなどの維持管理
    • ホームページ作成・管理
    • 省エネ(仮想)サーバの運用管理(サーバを統合)
  • Webアプリケーション開発・メンテナンス
  • 情報関連業務支援(業務例)
    • 工学研究科IPアドレス管理・セキュリティ管理
    • 施設整備推進室用のデータベース管理
    • サテライトラボラトリ運用支援
    • 教育用計算機システムの管理・運用
    • 情報工学実験における技術支援

環境安全技術支援室

大学の環境安全衛生管理を支援します

環境安全技術支援室は、全学を対象として安全かつ衛生的な研究・教育の場の維持と地球環境への配慮のために2つの技術グループで各種技術支援業務を行っている。安全衛生技術グループでは、環境安全衛生管理、安全教育に関する様々な支援業務を、放射線管理技術グループでは放射線の安全管理に関する支援業務にあたっている。
大学内において、薬品、高圧ガス、放射性物質等の危険・有害物質が取り扱われている。ひとたびその取り扱いを誤れば、人身災害、火災、爆発、環境汚染等の発生につながってしまうため、常に適正な管理・処理方法、災害防止に役立つ作業環境管理・講習会の開催等への支援業務を通じて、安全な環境が提供できるように努めている。

安全衛生技術グループ

  • 薬品、高圧ガス等の危険・有害物の管理支援業務(名古屋大学化学物質管理システム(MaCS-NU)、名古屋大学高圧ガス管理システム(MaCS-G)の運用等の支援業務)
  • 実験で発生する実験廃液等の廃棄物回収業務
  • 実験排水pH表示システムの運用支援業務
  • 環境安全衛生推進本部環境安全衛生管理室が主催する講習会の支援業務
  • 環境安全衛生推進本部環境安全衛生管理室の諸業務
  • 工学部環境安全管理室の諸業務
  • 安全教育の実施業務
  • 作業環境測定の実施業務
  • 安全衛生巡視の実施業務
  • 防災に関する諸業務
  • 工学研究科(建築、土木分野)における実験指導補助
  • 未来材料システム研究所における実験指導補助・安全指導業務

放射線管理技術グループ

  • 非密封・密封放射線施設、核燃料管理施設、コバルト60照射室の維持・管理業務、施設利用支援業務
  • 放射性同位元素・放射線発生装置・国際規制物資の管理、従事者管理、健康診断管理、放射線量・汚染・被ばく測定、受入・使用・保管・廃棄の記帳等、法令に基づいた安全管理業務
  • 使用変更承認申請、施設検査・立入検査への対応
  • 学内放射線管理業務支援
  • 放射性物質及びX線発生装置を利用するための講習会等の支援業務

装置開発技術支援室

モノづくりのあらゆるニーズに対応します

装置開発技術支援室では、精密加工技術グループ、システム開発技術グループ、研究機器開発技術グループ、極限環境機器開発技術グループの4グループから構成されており、工学研究科工学部、理学研究科理学部などの業務を主体に機器・装置の開発、設計、製作などの業務を中心に研究者・大学院生を対象とした技術指導や技術相談などを行っています。

工学研究科工学部:精密加工技術グループ、システム開発技術グループ

工学研究科工学部装置開発技術系では、機械加工、ガラス加工、電気・電子回路製作の業務を行っています。機械加工は実験実習工場、赤崎記念研究館装置開発ファクトリーとCAD室および工学部3号館分室、ガラス加工は実験実習工場ガラス試作室、電子回路製作は赤崎記念研究館メカトロニクス室で、教員、学生、院生からの独創的アイデアによる教育・研究に必要な装置開発に関する技術相談や実験装置の設計、試作・製作を行っています。また、学生・院生、留学生、高校生や市民を対象とする公開講座(機械コース、電子回路・制御コース)、創造工学実験や学生実験・実習に伴う技術支援業務も行っています。

理学研究科理学部:研究機器開発技術グループ、極限環境機器開発技術グループ

理学研究科理学部装置開発技術系では、理学部E館1階装置開発室で主に業務を行っています。主な業務は理学系からの依頼業務が中心となりますが、近年では、工学系、生命農学、環境医学、医学系など他学問分野からの依頼も増加し、幅広い分野での業務を行っております。また、国内外の研究機関との共同研究における技術支援においても広く貢献しています。これらの技術業務に加えて、液体ヘリウム製造装置の運転、維持管理を行い、液体窒素と共に全学に供給しており、これら寒剤を安全に利用いただくための安全教育を行っています。

-装置開発技術支援室における受諾可能な業務-

  • 金属工作、ガラス工作、電子回路工作、メカトロニクス、工作実習、ものづくり実技指導、コールドエバポレータ(CE)管理、安全教育、技術相談等、装置に関すること全て。

計測・制御技術支援室

観測装置のことはお任せください

物理学に精通したエンジニアが各自の専門性を活かし、宇宙地球環境研究所・地震火山研究センター・あいちシンクロトロン光センター(学外施設)において、技術支援研究分野の専門知識を学びながら特殊観測装置・分析機器の開発・改良・運用・保守、フィールド観測支援(地質調査・気象・海象)、データ解析手法・コンピューターシミュレーションの開発に取り組んでいます。電磁波、光、放射光を利用した計測・分析技術、地質調査が専門ですが、一般的なデータ収録、機器制御(メカトロニクス)や情報通信などのシステム開発に対応が可能です。

分析・物質技術支援室

分析装置を通じて教育・研究を支援します

分析・物質技術支援室は、3グループで構成され、主に各種分析装置の維持管理、操作・指導、依頼測定、解析に関する技術支援を行っています。

組成分析・構造解析技術グループ

天然物、有機化合物や高分子化合物の分子構造解析やタンパク質の同定、材料物性解析、年代決定等の研究テーマに関して、核磁気共鳴装置や質量分析装置、加速器質量分析計、元素分析装置、単結晶X線装置、各種分光分析計を用いて技術支援を行っています。

表面分析・形態観察技術グループ

反応科学超高圧走査透過電子顕微鏡を用いた酸化還元反応など反応過程の解明、薄膜化の困難な厚い試料の観察、細胞やタンパク質の3次元構造解析をはじめ、各種電子顕微鏡、AFM、段差膜厚計を用いた微細形態解析、ラマン分光装置による分子構造解析や分析用試料の作製などの技術支援を行っています。

生命情報解析技術グループ

医学系の共用機器施設(医学教育研究支援センター分析機器部門)において、電子顕微鏡、レーザー顕微鏡、質量分析装置、フローサイトメーター、DNAシーケンサー、各種分光計などを用いた研究・教育・診断の技術支援を行っています。また、関連分野のセミナー開催や、学外の共用機器利用者への技術支援も行っています。

生物・生体技術支援室

生物・生体を用いた教育・研究を支援する技術者集団です

微生物や植物、食卓に欠かせない穀類、野菜類、果実等、豊かな森を作る樹木、海洋生物、実験動物や家畜、ヒトなど生物・生体に関わる教育・研究の技術支援を行っています。配置先は、東山地区、鶴舞地区、東郷フィールド、稲武・設楽フィールド、臨海実験所と多岐にわたっています。

動植物育成管理技術グループ

農学部附属施設であるフィールド科学教育センター(東郷・稲武・設楽)において、牛・山羊等の家畜動物、牧草、水稲、野菜をはじめとする園芸作物や樹木等の育成・管理を取り扱い、各種業務支援に対応している他、様々な研究分野のフィールド研究調査補助や実習、技術指導を行っています。

生物機能解析・実験実習技術グループ

それぞれの専門性に基づき、学生実験・実習の企画と技術指導、各研究分野の研究支援、研究用試料の準備・前処理と各種分析、共通機器・設備等の維持管理、植物標本の分類と維持管理、植物の栽培と圃場等の管理、生物実験材料の採取、船舶の運航・管理など、非常に多岐にわたる技術支援を実施しています。

生体機能解析技術グループ

医学系研究科に於いて技術職員が病理・解剖・法医の3分野6講座で解剖介助や実習支援・献体業務の他、各種組織標本作製・実験動物の系統維持など医学研究に関する技術支援を行っています。また、医学系研究科分析機器部門・光顕試料作製室の管理・運営及び研究者や学生など利用者への講習会や技術指導も行っています。

実験動物技術グループ

東山地区の動物実験支援センター、環境医学研究所および鶴舞地区の大学院医学研究科附属医学教育研究支援センターに配置されています。これらの施設において、飼育されている実験動物の一般飼育管理、飼育環境の統御、利用者への指導、発生工学等の研究支援業務を行っています。

設備・機器共用推進室

使いたい研究機器がそこにある

名古屋大学設備・機器共用システム(NUESS)は、名古屋大学内外の方が名古屋大学にはどのような共用設備があるかを閲覧できるシステムです。このシステムは、閲覧するだけにとどまらず、学内外に開放している共用の設備を予約・利用することができます。このシステムにより、名古屋大学が保有する最先端の研究設備をはじめ多くの設備を研究教育に利用していただき、特に若手研究者の研究意欲を刺激することにより名古屋大学のみならず中部地域の研究水準向上に寄与します。

https://es.tech.nagoya-u.ac.jp/public/PromotionOffice/index.html

企画室

全学技術センターを支えていきます

本学は全国の大学に先駆けて、すべての技術職員で組織する全学技術センターを平成16年に設置し、技術職員個々の力量に加え組織力で研究・教育の発展に寄与しています。

近年、全学技術センターは、NU MIRAI 2020で提唱されている「名古屋大学を世界屈指の研究大学に」に鑑み、研究体制や研究環境のグローバル化・国際競争力の向上、社会から要請される産学連携の強化などに係る技術支援を一層強化することが必要とされています。

この課題に応えるためには、組織力の一層の強化を図り、技術職員が主体的に全学技術センターの運営を考えることが重要と考え、平成28年10月に「企画室」を設置しました。企画室は全学技術センターの技術支援室長で組織され、関係事務組織と連携しつつ、センターの運営に係る事項の企画、立案及び調整等を行います。

企画室は、発足後に最初の仕事として、組織力の一層の強化を図るため、現行の部局を主体とする4支援室体制から技術分野を主体とする6支援室体制へと組織改変することに取り組み、平成29年10月に新組織をスタートさせることができました。

これからも、本学が世界屈指の研究大学となるため、技術職員個々の成長を図るよう制度を整え、技術分野に重点を置いた組織の最適化を進めることで、より組織力を強化し、大学の発展に貢献したいと考えています。