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技術職員ニュース

発行:統括技術センター広報担当 松浦

   vol.0061(2025.5.2) 

こんにちは! 統括技術センター広報担当の松浦です!

なんだか体が重く感じるのは、雨のせいでしょうか。
明日からの連休は愉快に過ごし、水曜日に向けて軽快な体に生まれ変わろうと思います。
みなさんも良き休日をお過ごしください。

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今回は、名大 環境安全技術支援室の舟橋さんのお話を伺いました。

皆さんもご存知の通り、国立大学は2004年の独立行政法人化により労働安全衛生法の適用を受けることになりました。
安全衛生技術グループは、労働者としての大学教員・研究者の安全・健康を衛るための業務を主に担当するグループであり、
舟橋さんは安全教育や作業環境測定、安全巡視等を担当されています。

メイン業務の1つである作業環境測定について尋ねると、舟橋さんは
過去に担当された「作業環境測定のマンガンの分析手法の検討(※1)」について教えてくださりました。
当時、マンガンの分析方法に関しては古い論文に記載があるのみであったため
マンガンの分析方法の明確化に向け情報収集や試行錯誤を重ね、
およそ1年かけ当時の状況に適した分析方法を見つけられたそうです。

さらにそれから、マンガンの基準値が正式に法律で定められたことに加えて、
溶接業務等に対するマスクのフィットテストの義務化(※2)も行われ、
過去に検討した分析手法がマスクフィットテスト業務へ活用できたことから
舟橋さんは「ようやく皆さんの未来を『衛る』仕事が1つの形になったと感じた」と仰っていました。

法令改正やそれに伴う手法の最適化など、対応が大変なこともあるそうですが
お話からは、舟橋さんの業務に対する実直さが伝わってきました。

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※1
名古屋大学 工学研究科・工学技術部 技報
https://etech.engg.nagoya-u.ac.jp/report.html
(マンガンの分析手法については、vol.22の30ページから)

※2
第3回東海国立大学機構 技術発表会
https://www.tech.nagoya-u.ac.jp/archive/r05/annai.html
(関連のマスクのフィットテストについては、口頭発表7番目)

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統括技術センターWEBサイトでは、技術職員の皆さんの日々のご活躍を紹介しております。

技術職員の新たな受賞をお知らせしています!ぜひご確認ください。

【お知らせ】分析・物質技術支援室 樋口 技師が文部科学大臣表彰研究支援賞を受賞しました(2025年4月15日)
https://www.tech.thers.ac.jp/20250425_tech_award/

さて、次回は元気に情報を共有できるでしょうか?

お楽しみに♪

   vol.0061(2025.5.2)