発行:統括技術センター広報担当 松浦
こんにちは! 統括技術センター広報担当の松浦です!
浅草寺の歳の市が、昨日から3日間開催されています。
色とりどりの羽子板がお店に並び、普段と違う光景に心も踊りますね。
江戸時代から続く風物詩。私も三本締めに参加してみたいです。
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名大装置開発技術支援室の岡田さんは、電子情報技術室に所属されており
先生方の依頼で実験に使われる装置の電子回路の設計や基板実装を行います。
依頼主は、岡田さんの居室がある理学部の先生だけでなく、工学部や医学部の先生の場合もありますが
必ずしも設計図を持参されて来るわけではないため
先生からの「だいたいこのくらいの大きさで、1画素〇ミリくらいで…」というような凡その説明を深堀りし
電圧の高さや回路の反応速度などを把握したら、岡田さんが図面や部品を決めるそう。
取材時に試作品として見せていただいたのは
LEDライトと紫外線(UV)ライトが合計144個とりつけられているプリント基板でした。
緑色の基板は、一般に売られている板チョコよりも2まわりくらい小さいです。
そこに1.6×1.8ミリメートルの小さなライトがぎっしりはめ込まれている様はまるで「昆虫の眼」のようでしたが
それもそのはず、用途としては、実際に昆虫の眼に向かって光を放ち実験をするためのものなのだと岡田さんは教えてくださいました。
最終的には20枚が必要なので、試作品にOKが出たら岡田さんはこれから2,736個の小さなライトをはんだ付けします。
その光景を想像するだけで、目が霞む気がしてくる松浦でありました。
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統括技術センターWEBサイトでは、技術職員の皆さんの日々のご活躍を紹介しております。
第4回東海国立大学機構技術発表会の詳細が公開されています。
ぜひご確認ください。
https://www.tech.thers.ac.jp/r06_4th_annualtechnical_report_session_241211/
さて、次回は何のお店のお話ができるでしょうか?
お楽しみに♪