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技術職員ニュース

発行:統括技術センター広報担当 松浦

   vol.0054(2024.12.11) 

こんにちは! 統括技術センター広報担当の松浦です!

やっと冬らしい寒い日々がやってきましたね。
個人的に寒い日にはおでんということで…皆さんはおでんにお味噌をかけて食べますか?
その昔、他県出身の友人の前で「つけてみ~そ♪ かけてみそ♪」と歌ったのですが、きょとんとされてしまった事が忘れられません。
幼少期は苦手だったあの味も受け入れられるようになって、大人になったと感じております。

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今回は、名大 計測・制御技術支援室の児島さんを訪ねました。

計測・制御技術支援室では、研究室の先生方から依頼を受け、
各地の観測地へ設置する装置の設計・製作・据付・保守を担当し、場合によっては観測業務にも対応します。
この日、児島さんは大気中のオゾン濃度を測る装置(ミリ波大気観測装置)を紹介してくださいました。

装置は、チリのアタカマ高地や南極の昭和基地などに設置され、付帯する冷凍機によって冷却されています。
アタカマ高地は、富士山よりも標高が高いとのこと。

「超微弱な電波信号を受信するため、装置は冷却しなければならない」と聞き
そんなに高い場所や南極に設置するのなら充分に冷えていそうだけどなぁ、と思いましたが
4ケルビン(マイナス270℃くらい)まで冷えていないと、ノイズに邪魔をされて受信したい電波がうまく捉えられないそうです。

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ところで、一昨日12月9日に南極観測船「しらせ」が、南極へ向けオーストラリアのフリーマントル港を出港したそうです。
「しらせ」は、南極に設置された装置の保守・改良へ赴く際、児島さんが隊員としても乗られた船ですが
昭和基地に着くまでには激しく荒れる海域も通過しなければならないそう。
無事任務を終えて、隊員の皆さんと帰還してほしいですね!

南極観測隊ブログはこちら
https://nipr-blog.nipr.ac.jp/jare/

「しらせ」の航程はこちら
https://www.mext.go.jp/content/20240624-mxt_kaiyou-000036600_1.pdf

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さて、次回の技術職員ニュースは年内なのか?年明けなのか?

お楽しみに♪

   vol.0054(2024.12.11)