発行:統括技術センター広報担当 松浦
こんにちは! 統括技術センター広報担当の松浦です!
先週末、フィギュアスケートのNHK杯が行われましたね。
華麗な滑りを支えるとんでもない筋肉と経験を思い、私も勇気づけられました。
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今回は、名大分析・物質技術支援室の池田さんにお話を伺いに古川記念館の年代測定室を訪ねました。
さっそく案内していただいた測定室の真ん中には、ででん、と大きな土管のような形の加速器が置かれていました。
大人の私でも中に入って遊べそうなほど大きなそれは、タンデトロン加速器質量分析計という
天然の放射性同位体である炭素14の含有量を測って、試料がどれほど古いものなのかを調べること(年代測定)ができる装置でした。
池田さんは、この装置に関わる放射線安全管理、定期保守や故障時の修理補助などを担当しています。
年代測定の対象は、隕石のような地球外物質から空気、水、植物、土、動物、さらには文化財にまで至ります。
装置を使った測定の前には、このようなあらゆる分野の研究者から持ち寄られる各試料に適した処理を行わなければなりません。
この装置の古川記念館への設置に際しては、池田さんがマネジメントを任されていたそうで、
「装置が大きすぎるので、壁を抜いて搬入した後、シャッターで塞ぐことを余儀なくされた」と教えてくださいました。
また、装置に不具合が見つかると、この土管…ではなく加速器の継ぎ目を留めているボルト(幼児のげんこつ位ありそうな大きさ)を
一つ一つ外して、装置の中にある機構を点検することも説明してくださいました。
まさか名大博物館(古川記念館)の下に測定室があるとは驚きでした!
忍のごとくあまり目立たぬ場所で業務に励まれているのは、もはや私にとって「技術職員あるある」ですが
参考にいただいたパンフレットの中に20年以上前の池田さんの業務写真を見つけたときは、胸が熱くなりました。
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統括技術センターWEBサイトでは、技術職員の皆さんの日々のご活躍を紹介しております。
新しいユーザーインタビューページの作成を目下計画中です。
どこの技術支援室の内容となるか、予想してみてくださいね!
さて次回は、どんなスポーツネタを共有できるでしょうか?
お楽しみに♪