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技術職員ニュース

発行:統括技術センター広報担当 松浦

   vol.0052(2024.10.15) 

こんにちは! 統括技術センター広報担当の松浦です!

先週は太陽フレアの影響で、肉眼でも見られるオーロラが北海道で観測されたそうですね。
”太陽フレア”で検索してみたところ、国立研究開発法人情報通信研究機構による宇宙天気予報のページに行きつきました。
「現在の太陽」の映像が神々しいです。
皆さんは、このWEBサイトご存じでしたか?世の中いろいろな情報が公開されていますね。

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またまた名大理学部装置開発技術支援室へお邪魔し、今回は西村さんのお話を伺いました。

この日、西村さんは、「何をお見せできるかな」とつぶやきながら、
3Dプリンタでつくられたいくつかの模型やその設計図を出してくださいました。

実は3Dプリンタには種類が多数あって、造形方式も材料の種類や用途によって異なります。
私が見せていただいたのは、先生の依頼で作製した植物の細胞や3Dプリンタの造形の見本となる模型で
それらは、液状の光硬化性樹脂(レジン)に紫外線を当てながら硬化・積層するという、光造形方式でつくられたものでした。

3Dプリンタで出力するためには、3Dプリンタ用の設計図が必要となりますが、実際のところこの工程が一番根気を要します。
見せていただいた植物の細胞模型は、依頼時にはCTスキャンでのデータしかなかったそうで
西村さんは、そのデータをもとにソフトウェアを使って設計図を作成し、
加工に最適な向きや支柱を考えながら不必要な部分を一つ一つ削るのだと教えてくださいました。

説明を受け、デスクトップPCの大きな液晶画面に映し出された設計図に目を向けると
とても緻密な画像が浮かんでいて思わず「おお」と声が漏れ出てしまいました。
「こういうはみ出した部分を削るんですよ…」と言われ、ごく小さなはみだし部分が私にもようやく見えるようになったのは
拡大クリックを何度も何度も押して、設計図の全貌がまったくわからない画面になったときでした。う~ん、細かい作業です…

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統括技術センターWEBサイトでは、技術職員の皆さんの日々のご活躍を紹介しております。
先月下旬に岐阜大学で行われた、環境安全フォーラムの開催報告を掲載しています。ぜひご覧ください!
https://www.tech.thers.ac.jp/20241002_gihu_esforum/

冒頭でお話した【宇宙天気予報】はこちら
https://swc.nict.go.jp/

さて次回は、どんな宇宙ネタを共有できるでしょうか?

お楽しみに♪

   vol.0052(2024.10.15)