発行:統括技術センター広報担当 松浦
こんにちは! 統括技術センター広報担当の松浦です!
今日は、風もあり気持ちの良い天気ですね。
街路樹のツツジも咲きそろっていて、春の彩りに癒されます。
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今回は、名大分析・物質技術支援室の尾山さんと山田さんを訪ねました。
お二人は、普段、物質科学国際研究センターの化学測定機器室におられ、20台を超える数の分析装置の管理をされています。
この日は、取材の参考になればと、参考資料を使って簡単な説明してくださった後
DARTというイオン化法を用いる質量分析装置を使ってみせてくださいました。
DARTというのは、Direct Analysis in Real Timeの略で、
高温下でヘリウムガスと空気中の水分と測定サンプルの相互作用を利用するイオン化法です。
このイオン化法だと、調べる前に試料に手を加えなくとも迅速に結果を得ることができます。
つまようじにつき刺さったコーヒー豆を、そのままオープンエアのイオン源にかざすこと数秒。
モニターにしっかり結果が示されるのを見て、思わず「おおっ」と驚きの声をあげてしまいました。
今まで見せていただいた質量分析装置の中で、最強とも思えるお手軽さを個人的には感じてしまいましたが
分子量や化合物の性質によっては測定に不向きなものもあるとのこと。
尾山さんの化学的な詳しい説明に、途中からいよいよ「?」を浮かべ始めた私の隣では、
今年入職2年目の山田さんが微笑みながら納得されていたので、つい私も見栄を張ってわかってる風を装うことにしたのは内緒です。
楽しそうに分析装置を紹介する尾山さんが、さらに嬉しそうに見せてくださったのが
化学測定機器室のそこかしこで活躍している、過去、装置開発技術支援室に製作依頼をした備品や治具の数々でした。
今ここでお話してしまうのはもったいない気がするので、そちらに関しては、またの機会にさせていただこうと思います。
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統括技術センターWEBサイトでは、技術職員の皆さんの日々のご活躍を紹介しております。
新しい動画が公開されました!
いつもの動画とは少し毛色が違いますが、技術支援の成果のひとつとしてご覧いただければ幸いです。
木曽馬 馬耕体験
https://youtu.be/VpICWJn0R1Y
関連ページ(ユーザーズボイス/文化的資料の復元)
https://www.tech.thers.ac.jp/wp-content/uploads/2022/11/user_voice_2.pdf
次回は、どんな花の便りを共有できるでしょうか。
お楽しみに♪