発行:統括技術センター広報担当 松浦
こんにちは! 統括技術センター広報担当の松浦です!
日差しが暖かくなってきましたね。桜の開花も近づいているようです。
皆さんは、桜を見ながら何を食べたいですか?
私はもちろんフライドポテトと道明寺もしくは五平餅です!
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さて、今回は、岐大ものづくり工学技術教育支援室の丸山さんに
担当業務の1つである、X線回折装置での測定代行について伺いました。
X線回折装置とは、X線を試料に照射した際に起こる回折という現象を利用して試料の分子構造を測定する装置です。
なかでも、丸山さんは、試料の構成原子の配列がきれいに並んでいる状態のもの(=単結晶)を用いた測定を担当しているそうで
依頼者が結晶化させた試料の中から、測定に適している「キズがなく透明」の単結晶を顕微鏡を使って選び取る工程について
なかなか骨が折れると教えてくださいました。
測定時にサンプルを載せるサンプルホルダーの先の大きさが0.2ミリメートルということですから
そもそもうまい具合に単結晶ができているかもわからない中の作業がどれだけ繊細か、想像に難くありません。
単結晶が見つからない場合は、測定を急ぐ依頼者に再度結晶化をお願いしなくてはならないので
選び出す作業にもなおのこと力が入りそうです。
私は目があまりよくないため、裸眼ではサンプルホルダーの先端がやっとわかるほどでしたが
丸山さんに至っては、サンプルホルダーに存在する、試料を載せるためのさらに小さな穴も
裸眼で見つけられているようで、驚きました。
ちなみに、扱う装置は全く別物ですが、以前ご紹介した牧さんや山本さんにお話を伺った時も、ごく小さなサンプルホルダーがそばに置かれていました。
あんなに小さなものを毎日見ている眼球を労いつつ、見えていることが羨ましい松浦でありました。
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統括技術センターWEBサイトでは、技術職員の皆さんの日々のご活躍を紹介しております。
技術発表会の開催報告とユーザーズボイスが、それぞれ更新されました。
ぜひご覧ください!
技術発表会開催報告
https://www.tech.thers.ac.jp/reports_20240305/
ユーザーズボイス(ユーザーインタビュー アイソトープ総合センターでの技術支援)
https://www.tech.thers.ac.jp/users_voice/user_interview03/
次回は、桜が何分咲きの時に発信できるでしょうか?
お楽しみに♪