発行:統括技術センター広報担当 松浦・中西
こんにちは! 統括技術センター広報担当の松浦です!
朝や夜が涼しくなり、やっと秋がやってきますね。
皆さんは、秋といえば何を連想しますか?
私は、小学生の頃に幼馴染と集めまくっていた街路樹のイチョウの葉っぱでしょうか…
特に理由もなく2人でせっせと集めていたら、近所の方がおやつをくださったのが嬉しかったです。
今回は、名大装置開発技術支援室の中木村さんを訪ねました。
お話を伺うと、つい最近工学部の先生からの依頼で作製した装置を見せてくださいました。
装置は、手のひらサイズのジャイロスコープのような形をしていて
直交する軸を中心に環状のフレームと球体がそれぞれ別方向に回転します。
学生が作った最初の図面では、中空の球体を半球2つで組み立てる設計でしたが
それでは内側の球面が加工できないので、中木村さんの提案により
四半球4つから組み立てる設計に変更されたそうです。
純鉄は切削加工が難しい材料なので、球体の作製に全作業時間の約2/3が費やされました。
原材料となった直径約6cm・全長60cmの丸棒が
製作完了時には残り12cmになっていたというのだから驚きです。
球面の切削加工に用いられたのは、マシニングセンタという
プログラムに沿って工具を自動で交換しながら加工をしてくれる、大きな直方体の装置です。
内部の機械がなければちょっとした隠れ家になりそうな大きさなので
身長が160cmに満たない私なら、膝を抱えなくても3人は余裕で入れそうです。
それにしても、60cmが12cmになるほど削ると、その鉄くずはどれくらいの量なのでしょうね?
統括技術センターWEBサイトでは、技術職員の皆さんの日々のご活躍を紹介しております。
新しく、岐大で行われたものづくり体験学習の動画が公開されました!
岐大技術職員の方々が、真剣に作業を進める参加者ひとりひとりに
手順を丁寧に説明する様子がご覧いただけます。
ポンポン船が走り出した瞬間、私はまるで参加者の親戚かのように喜んでしまいました。
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◆ 岐阜大学ものづくり体験学習〈ポンポン船をつくろう〉
〈動画URLはこちら〉
https://youtu.be/6Q9i-IYz3Ck
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さて次は、何の製作情報を共有できるでしょうか?
お楽しみに♪