発行:統括技術センター広報担当 松浦・中西
こんにちは! 統括技術センター広報担当の松浦です!
暑いですね! 毎回暑い暑いと言っているようで、気が引けますが、、それにしても暑いですね!!
耳にタコができそうかもしれませんが、体調の変化には、充分に注意をなさってくださいね。
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先日、名大 計測・制御技術支援室の小池さんにお話を伺う機会がありました。
現在、小池さんを含めた3名の技術職員で、地震火山研究センターの先生方13名の研究支援を行っています。
その内容は、実際の観測はもちろん、観測先での協力者への指示、観測で使用する計測器の治具の設計・加工、
観測点の土地契約手続きやデータインフラの整備、観測点の維持など多岐に渡るそう。
また、観測のために訪れる範囲は日本全国で、ある時は北海道阿寒湖へ。
またある時は、沖縄本島より南の大海原へ。
今思い出せるなかで、一番印象的な業務中のできごとを尋ねると、「外洋での観測中に船が18度傾いたこと」と話してくださいました。
片側18度なので、両側合わせると36度です。
窓の外に海中が見えた瞬間、向かいの窓の外は青空!という光景。。
場所が場所だけに、想像するだけで身震いしてしまいますね。
そんな海では、水深6000mに耐え得るチタンのケースに入った、CTDという観測装置を水深4000mほどの地点に沈め、観測を行います。
CTDとは、電気伝導度・水温・水深を計測する装置のことで、取得したデータから海水の特性を解析することができます。
船上からつないでいる紐が切れたら、大事な装置が広大な海へ放り出されてしまうため、注意が必要です。
ちなみに、大海原で宿泊しての観測は多くの場合、24時間を4時間ずつ3チームで交代するとのこと。
海面に太陽が溶けゆく、風光明媚な海の写真を笑顔で見せてくださいましたが
電波も届かない大海で3-4日過ごすと聞いた松浦は、何とも言えない気持ちになってしまったのでした。
なによりも健康・安全に業務を遂行されることをお祈りしています!
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統括技術センターWEBサイトでは、技術職員の皆さんの日々のご活躍を紹介しております。
最近、立て続けに取材へお邪魔し、素材が着々とたまって若干プレッシャーを感じている取材班ですが
いろいろな場所で、様々な支援を行う技術職員の皆さんの情報をお届けできるのを大変嬉しく思っております。
次回は、どんな場所での支援をご紹介できるでしょうか?
お楽しみに♪