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技術職員ニュース

発行:統括技術センター広報担当 松浦・中西

   vol.0015(2023.6.15) 

こんにちは! 統括技術センター広報担当の松浦です!

先日も空の上のくなってしまうのでは、というくらい沢山雨が降りましたね。
我が家のクローゼットでは除湿剤に大活躍していただいて、カビ発生の難をなんとか逃れています。

さて今回も前回に引き続き、医学部でのお話です。

愛知県では、医学部がある4つの大学が持ち回りで法医解剖を行っており
名大医学部は、毎週火曜日と第3週の土曜日曜が当番です。
この解剖は、亡くなった方の死因究明のために行われます。
TVドラマや報道などで耳にする司法解剖もこれに該当します。

生物・生体技術支援室の吉本さんは、法医解剖で執刀する法医学の先生を補佐します。
これまで長い間、先生とお2人だけで解剖を担っていましたが
エフォートにより補佐を務める方がやっと一名増え、吉本さんを含め補佐が二名となり
現在は、より充実した支援体制を取ることができるようになったと少しほっとした様子でした。

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見学させていただいた解剖室には、隅にホワイトボードが置かれていました。
ご遺体の名前、身長や体重、体の傷についてなどを記すそうで
私は思わず「TVドラマと同じだあ」と、感激してしまいました。

記録漏れを防ぐためにボイスレコーダーも設置し、粛々と解剖を行います。
チェック項目は大きく分けて29項目、さらにその中でも確認する事柄がずらりと並び、
解剖結果の記録書は、ご遺体一体につきA4用紙約20枚に及びます。

事細かに説明される解剖の様子を想像して、その雰囲気にちょっぴり気圧されてしまいました。

社会的需要が高まっている法医解剖。
TVドラマの視聴では知りえない、業務の過酷さを窺い知ることができました。

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統括技術センターWEBサイトで技術職員の皆さんの日々のご活躍を紹介するため、取材計画が着々と進んでおります!
果たして、つぎの動画は、どんな内容なのか? いつ上がるのか?

知られざる業務に切り込んでいけるのか?!

お楽しみに♪

   vol.0015(2023.6.15)